現在は
1. 遅延の影響を軽減・利用する手法
2. モバイル端末とのインタラクション
を主な研究テーマとしています。
また、これら以外にも
CMC、共存在感、ミラーインタフェース、ミーティング支援、ウィンドウ切り替え、Moodle
などのキーワードで研究を進めています。
ネットワークを介したインタラクションやコミュニケーションでは遅延の発生を避けることができません。そこで遅延があってもストレス無く円滑に利用できるような、遅延の存在を利用者に意識させないインタフェースの研究に取り組んでいます。また、遅延の影響をうまく利用することで、個々の行動に対しては一時的な操作性の低下やコミュニケーションの混乱があったとしても、作業全体で見た場合にそれ以上の有益な効果を得ることができるのではないかと考えています。そこでこのような遅延の影響を効果的に利用する手法の検討も行っています。
具体的には、以下のような課題に取り組んでいます。
1.
ビデオ会議時の遅延の影響を軽減する情報提示手法
2. 応答待ち時間に対するプログレスバーの効果
iPhoneやandroid端末の登場により、モバイル機器とのインタラクションの重要性がより一層高まっています。そこで利用者とモバイル機器とのインタラクション手法の評価や新しいインタラクション手法の検討を行っています。
具体的には、以下のような課題に取り組んでいます。
1. 携帯端末の動きを用いた閲覧・入力手法
2. 携帯端間の直観的かつ効率的なデータ転送手法
以前は、以下のような課題についても研究していました。
1. ミラーインタフェースにおける遅延時間の影響
2. マルチモーダル会話型ヘルプエージェントとユーザの対話のモデル化
3. テキストチャットに対する応答遅延の影響/効果
4. 遅延の影響を軽減する遠隔カメラ操作インタフェース